コスプレ併せは、同じ作品のキャラクターを複数人で演じ合える楽しい機会です。他のレイヤーと一緒に撮影するため、事前のコミュニケーションや準備が重要になります。トラブルなく安心して楽しむために、初心者でも覚えやすいマナーや配慮のポイントを押さえておきましょう。
コスプレ併せで守りたいマナー
コスプレ併せでは、参加者全員が気持ちよく過ごせるよう基本的なマナーを守ることが大切です。まずは事前連絡の徹底や衣装の余裕ある準備で信頼を築きましょう。撮影当日も、イベントの規約はもちろん周囲への配慮を忘れずに行動します。
連絡は速やかに・丁寧に行う
併せの主催者や参加者から送られてくる連絡(費用や集合時間、衣装の共有など)には、できるだけ迅速に返信しましょう。連絡を後回しにしたり無視した場合、計画が進みにくくなり信頼を損ねかねません。わからないことはすぐ確認し、対応は丁寧に行うことがポイントです。
衣装・小道具は余裕を持って準備
コスプレ衣装や小道具は、余裕を持って用意しておくことが大切です。特に通販で購入した場合、海外からの発送や受注生産で届くまでに時間がかかることがあります。万が一当日までに間に合わなかった場合、そのキャラクターへの変更や返金対応が必要になり、他の参加者にも迷惑がかかります。衣装はイベント日の1~2カ月前には用意しておくのが理想です。
遅刻・欠席のときは早めに連絡
集合時間に遅れそうな場合やキャンセルが必要になった場合は、できるだけ早めに主催者へ連絡しましょう。当日ギリギリまで連絡しないのは相手の心配を生むだけですし、場合によってはキャンセル料が発生することもあります。誤ってドタキャンになると、後日の信用問題にもつながりかねないので必ず伝えることがマナーです。
併せ参加前の準備と連絡のマナー
併せに参加する前に、主催者との連絡や準備をしっかり行うことで、安心して撮影当日を迎えることができます。特に初めて参加する場合は分からないことも多いので、気になる点は早めに確認しておくとよいでしょう。
- 参加の意思は早めに伝える
- 主催者からの連絡はこまめにチェック
- 衣装や小道具は事前に用意
- 集合場所・時間を事前に確認
- キャンセルは早めに連絡
参加の意思は早めに伝える
併せへの参加招待を受けたら、できるだけ早めに返事をしましょう。参加・不参加の意思をはっきりさせておくことで、主催者は正確な参加人数を把握できます。「参加できそう」など曖昧な返答はせず、参加できる場合は「参加します」、難しい場合は早めにその旨を伝えて調整を助けましょう。
主催者からの連絡はこまめにチェック
LINEやTwitterなどで主催者から送られてくる詳細連絡(会場情報、費用、持ち物など)は見落としがないようにこまめにチェックしましょう。連絡事項を確認しないと当日のスケジュール変更や追加費用などに気づけずトラブルになります。可能であれば「了解」など一言返事をするだけでも、主催者に旨が伝わるので安心です。
衣装や小道具は事前に用意
衣装やウィッグ、小道具は早めに準備しておくことが重要です。ネット通販を利用する場合、海外発送や受注生産で配送まで数週間かかることがあります。イベント当日に衣装が届かないと併せに参加できなくなるため、イベントの2カ月前には注文しておくと安心です。また、準備が間に合わないと感じたら主催者に相談し、協力を仰ぎましょう。
集合場所・時間を事前に確認
待ち合わせ場所や集合時間は前日までに再度確認しておきましょう。会場周辺で迷うと全体の進行に影響が出るので、駅から会場までのアクセスや入退場口の場所も調べておくと安心です。集合時間には10分前に到着して、余裕を持って着替えや準備ができるようにしておきましょう。
キャンセルは早めに連絡
やむを得ず参加を取りやめる場合も、できるだけ早めに主催者に連絡してください。当日直前にキャンセルすると主催者や他の参加者に大きな迷惑がかかります。できれば開催の数日前までには伝え、キャンセル料や代役協力の相談が必要な場合は早めに相談しましょう。
撮影当日のマナーとコミュニケーション
撮影当日は全員で協力しながら良い写真を撮ることが目的です。準備や着替え場所での動作、待ち時間の過ごし方など、他の参加者への配慮が全体の雰囲気を左右します。会話の仕方や行動にも気を配り、周囲に不快感を与えないようにしましょう。以下では当日の具体的なマナーを紹介します。
良いふるまい | 悪い例(NG行動) |
---|---|
集合時間に余裕を持って到着 | 集合直前まで現れず連絡もなし |
会話は適度に切り替え、他人の意見も尊重 | 一方的に話し続けたり無言でいる |
撮影構図やポーズは相談して決定 | 自己中心的に立ち位置や構図を変更する |
参加者の準備を待つなど撮影をスムーズに進行 | 自分のペースだけ優先して撮影を迷走させる |
会話はほどほどに、礼儀正しく
あわせでは仲良し同士や初対面の人も一緒になります。会話はほどほどにし、相手の話を聞く姿勢や礼儀正しい言葉づかいを心がけましょう。一方的にマシンガントークになると、会話に加われない人が困惑します。また、全く話さないのも場の空気を悪くするので、適度に挨拶や笑顔でコミュニケーションを取ることが大切です。
撮影中は他の人への配慮を忘れずに
撮影中は、自分だけでなく周りの撮影進行や他の参加者への気配りが必要です。例えば、自分の撮影時間が終わったらすぐに次の人に譲り、集団写真では角度や立ち位置に気を配りましょう。万が一ポーズや照明の都合で誰かが移動する必要があるときは、声をかけてから動くなど協力的に行動します。
オフショットは必ず許可を取ってから
準備中や休憩中のオフショット(自然な雰囲気の写真)を撮りたいときは、必ずその人に撮影してもいいか事前に聞きましょう。許可なしに撮影すると「盗撮」と見なされかねず、信頼関係を損なう原因になります。SNSにあげる場合も同様で、本人や写っている全員の了承を得てから投稿するようにしましょう。
SNSでの愚痴は控える
併せのトラブルをSNS上で愚痴るのは避けましょう。参加者同士でつながっているSNSに不満を書くと、相手に直接伝わってしまい問題が大きくなりかねません。どうしても気持ちを吐き出したいときは、SNS以外で信頼できる友人に相談するなど、周囲に影響を及ぼさない方法を選びましょう。
『何でもいい』は避け、意見ははっきり伝える
たとえば撮影場所やポーズ決めで「どこでもいいです」と繰り返すのは避けましょう。自分の希望がある場合は早めに意見を出し、全員で案を相談して決めることが重要です。「なんでもいいと言ったのに後から意見を変えた」と誤解されないよう、最初から積極的に参加するとスムーズです。
コスプレ併せでの写真共有とSNSのマナー
あわせで撮影した写真を共有する際やSNS投稿する際にもマナーがあります。撮影者・被写体双方の権利やプライバシーに配慮し、トラブルを避けるためにルールを守りましょう。以下の点に注意して写真共有を行えば、参加者みんなが気持ちよく思い出を振り返れます。
写真は必ず事前に許可を取る
他のコスプレイヤーと一緒に撮った写真をSNSに掲載したい場合、事前にその全員に許可を得るのがマナーです。いきなり写真をアップすると本人に無断使用となるので、撮影直後に「写真送ってもいい?」と確認しましょう。許可されたら、写真を送信するときも加工前後を添えて送ると丁寧です。
SNS投稿は写っている全員の承諾を得る
SNS上にコスプレ写真を公開するときは、写っている全員が投稿に同意しているか必ず確認しましょう。投稿時には一緒に写った相手にタグ付けするかどうか、念のため確認するのも大切です。また公式ハッシュタグの使用は、公式情報とコスプレ写真が混同しないよう注意が必要です。
タグ付けや公式ハッシュタグは慎重に
物語の公式タグやアニメ公式のハッシュタグをつけるのは避けましょう。公式情報が流れているタグにコスプレ写真が混ざると、公式から注意を受ける場合もあります。投稿する際は、紳士的な言葉づかいや適切なタグ付けを心がけ、作品や他者に配慮した投稿内容にしましょう。
プライバシーに配慮した画像加工を行う
顔出しに抵抗がある人もいるため、SNS投稿時には映っている人の顔を隠したい場合はモザイクやぼかしをかけるなど気配りをしましょう。また住所や個人情報が写り込んでいないか確認し、他人に迷惑がかからないように注意します。撮影者としてのモラルを守りつつ、投稿の承諾をもらった写真で楽しい交流を行いましょう。
まとめ
コスプレ併せを成功させるには、事前準備から当日、写真共有まで相手への配慮が欠かせません。互いに連絡を取り合い、衣装を余裕をもって用意し、現地では挨拶や会話を礼儀正しく行うことでトラブルを防げます。撮影した写真も必ず許可を得てSNSに公開するなど、全員が快適に楽しめる環境を心がけましょう。基本的なマナーを守って、素敵な併せ撮影にしましょう。
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